2007年 10月 27日 ( 1 )

ある日曜日のこと。
夕方になり、飼い主夫婦とテオとで外出先から帰ってきたところ、事件が起きていました。

どんな事件かといいますと・・・

我が家の玄関は鍵を鍵穴に差し込んでまわしながら押すと開く仕組みなのですが、
なんと!ドアは開くものの、途中でガツンと何かに引っかかった音がしてそこで止まる・・・?

え? 何が起きたの? と、考えるまでもなく、
ドアの防犯バー(↓)に引っかかっているようです。

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なんで? 一瞬、頭が真っ白になった後で思い浮かんだのは、
家の中にお仕事中の泥棒がいて、防犯バーを掛けている(笑)というおマヌケな光景でした。
でも、それらしい物音もなにもしないんですよ~。

???

理由は分からないけど、外出時にドアを閉めたときに風圧(?)でバーが少し動いてしまい、
そんなこととは露知らず、勢いよくドアを開けた結果、カンペキに引っかかったみたいです・・・。

ありえない・・・。
ですが、起きてしまった以上、何とかしなければ。

その時、私の所持品で使えそうだったものは・・・

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テオのリーシュをウエストポーチにつなぐためにいつも持ち歩いている洗濯ばさみとデジカメのストラップとdoggy biscuit










この、絶体絶命のピンチに、とっさに頭に浮かんだ解決策は、

外から指をいれ、ドアの防犯バーの先端に洗濯ばさみでテオのリーシュを固定する
          ↓
テオを隙間から家内に潜入させる
          ↓ 
思い切り、おやつを左側(=防犯バーが解除される方向)に投げて、速攻でドアを閉める
          ↓
テオ、おやつを追って、左に激走!
          ↓
無事、防犯バーが解除



という、われながら天才的なプラン(自画自賛)だったのですが、
いざ実行に移そうと思ったら、テオのでかい(?・嘘です。ホントは小顔です)顔が
ドアの隙間を通り抜けられないことが判明し、あえなく頓挫。

で、結局どうやって、入ったのかと言いますと・・・

こんな時、フランスで頼りになるのは、アパートに住み込みの管理人さんなんですが、
折悪しく、日曜日の夕飯時という最悪のタイミング・・・。
そもそも、管理人さんの就業時間は平日の午前中と午後4時ごろから7時まで、
と彼女の住居のドアの前に書いてあるし、フランスの常識では、決して
訪ねていって、こちらの勝手なお願い事をしてよいタイミングではない気がする・・・。
(日頃からすごく親しくしている場合は除いてですが)
こないだも、別のアパートに住んでいる友人が、「ついうっかり」就業時間外に
管理人さん宅のベルを鳴らしたところ、結構な剣幕で怒られたっていう話を聞いたばかりだし~。

ほとんど、泣きべそをかきたい気分でしたが、他に妙案もなく、
業者さんを呼ぶにしても、誰かに電話を掛けてもらわないと
番号も分からなければ、上手く説明する自信もない・・。(猛省)
ま、日頃からテオのことを結構可愛がってくれてる気もするし、
ここは彼にekubo家を代表して、お願いにいってもらうことに。



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「あの~、お休みのところ申し訳ありません。ekubo家のものですが、もしや、助けて頂けたりはしませんか・・・???」











テオの要請に快く駆けつけてくれた、親切な管理人さん!
一目見て、状況を把握するや、自宅に取って返し
物差しからオーブン用の串やら、ありとあらゆる長いものを持ってきてくれました。
ドアの隙間から差し込んで、バーを解除する方向に押し込もうという作戦です。

でもでも・・・そんなことでは開かないような構造になっているわけで。

彼女曰く、こんな時フランスでも鍵屋さんを呼んで開けてもらうのだそうですが、
ご多分にもれず、こちらの足元をみてすごい金額を請求されるのだそうです。
日曜だしな~休日料金上乗せされて、一体いくらになるのかしら??
と、不安に駆られている間にも、彼女の奮闘は続きます。

そして・・・ついに!!



"Voilà!!!"

という、彼女の掛け声と共に開いたのです!!

一体どうやって!?

キツネにつままれたような私達が見たものは、小柄な彼女の小さな手で
見事に上下に開かれて留め具からはずされたU字型のバーでした。
U字型がほとんどV字型になってました。
(あとで、元通りに戻したオットが言うには、すっごく堅かったそうです・・・。)

彼女が来てくれてからドアが開くまでわずか10分くらいだったでしょうか。


恐るべし、フランス女性! この逞しさを見習うべし!!






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「管理人さんとボクがいなかったらホテルに泊まらなきゃならないところでしたね。
mamanもpapaも反省してください。」









・・・・・ハイ・・・・・・。(神妙)



でも、心の片隅で、なんで、こんなことが起きるんだ~?と思ってしまうのは私だけでしょうか?

パリに来て以来、色々なことが起こりすぎて少々のことでは驚かなくなっていましたが、
久々にビックリした夜でした。
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